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季節に合わせて色々でてくる体の不調や症状。
そんなお悩みにコラムとして綴ってます。

衛気を高めて春を迎えましょう

2014年3月1日

食ふきのとう、うど、たらの芽などほろ苦の山野草がお目見えしてきました。木の芽時は、新たな出発や生活に変化がある季節です。
春は中医学で「木〜もく〜」の季節。根を張り枝を伸ばし枝先には新芽が出た木を春の対照としています。冬に蓄えたエネルギーを春に芽吹かせる自然の営みに例えています。

今年の日本は暖冬でしたが、いつも暖房をかけて汗ばむほどにしていませんでしたか。
冬の蓄えの時に体温を逃してしまっては毛穴をきゅっと締めるときが少ないまま、暖かな春を迎えることになります。冬は毛穴を閉じて体温を蓄えるのが季節に合った過ごし方です。

毛穴の開閉力は「衛気〜えき〜」という体の外側を守るバリアーの力に懸かっています。
毛穴も粘膜もウイルスの侵入経路ですから、毛穴だけでなく鼻や喉の粘膜のバリアーが低下すると風邪を引きやすくなります。風邪かと思っていたら花粉症だったという方も多いのではないでしょうか。
花粉症は免疫調整が低下した状態です。花粉が侵入しこれを排除しようとくしゃみや鼻水、涙が異常に分泌されます。同時に皮膚の痒みが出る方もいらっしゃいます。
すべて呼吸器の肺の症状です。中医学は皮膚も呼吸器と考え肺に含みます。
肺は衛気が鍵を握っています。衛気を高める代表生薬は「黄耆〜おうぎ〜」です。
衛気の材料は胃腸で消化吸収した食べ物ですから、胃腸機能を高める「白朮〜びゃくじゅつ〜」、同時に花粉の侵入を防ぐ「防風〜ぼうふう〜」を合わせれば対策は十分です。この三生薬を合わせたものが「玉屏風散ぎょくびょうぶさん~衛益顆粒えいえきかりゅう」です。
花粉症のみならず、免疫調整や風邪予防になりますから家族皆さんの健康を守る漢方薬です。
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